嗚呼、ライブドア

ライブドア及び堀江社長のマンションに東京地検特捜部が捜査に入ったようだ。
詳細は新聞各社の報道に譲るが、新株の売却目的で買収された会社の被害だけでなく、衆議院選挙で堀江社長を応援した自民党、昨年12月に入会を認めた経団連ライブドアに期待した株主・個人投資家にも被害は広く及んでいる。
堀江社長を代表するライブドアのやり方は型にはまった時代遅れの部分に新たな風を呼び込むとも言われたが、ライブドアの表向き『宇宙開発を夢見るIT企業』、実際は買収によって株価上昇を狙う『金融会社』という化けの皮がはがれたと思う。
個人的にも今回の事件及びそれによってわかってきたこと(粉飾決算か?)によってライブドアに失望し、会社の見方が変わりました。

こういう事件があると決まって、「昔の伝統的な日本がよかった」とか「コツコツと地道に生きるのが一番」などという後ろ向きのコメントをいう人がいる。僕は今回の事件は残念に思いますが、日本が高度成長からバブルを経てたどり着いた転換期にあり、知恵を絞ってよりよくなるように頑張っている人は応援したいし自分のそのような人間でありたいと思う。ライブドアのようなリスクも存在するのならば、それを見抜く目と知識を持ちたいと思う。