snoda97821422010-08-03

夏季休暇を利用して、地中海4カ国(7都市)を巡るディズニークルーズの船旅に参加してきました。クルーズ自体は8泊9日で、最終目的地であるバルセロナ(スペイン)での2泊を加えると、全行程10泊11日(7月30日〜8月9日)の長旅でした。
今日のブログでは、ポルトガル(首都リスボン)とスペイン(ヴィーゴ)の様子をお伝えします。

1.リスボン(8月3日)
リスボン港に到着するとまず目に付くのは、海峡を大きくまたぐSuspension Bridgeです。どこかで見覚えのある橋ですが、これはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを建設した会社が請け負ったそうで、よく似ています。

ポルトガルというと、15−16世紀の大航海時代のさきがけとして、アフリカ南端の喜望峰を経由する東回りのインド航路を開いたヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)が有名です。ジェロニモ修道院(Monastery of the Hieronymites)にあるヴァスコ・ダ・ガマの墓に訪れました。

次は、海洋博物館(Museu de Marinha)で見つけた大航海時代の世界の勢力図です。この地図には南アメリカの東部と中央部以西を分ける線があります。これがスペインとポルトガルの勢力境界を表していて、東側をポルトガル(現在のブラジル)、西側をスペインがこれらの地域を植民地として支配してゆくのです。

リスボン港を夕方に離れてからまもなく、沖合いにてクルーズは美しい夕日に包まれました。水平線に沈む太陽はどこで見ても感動的です。沈み行く太陽を眺めながら、どこの瞬間が「日没」なのだろうと思いました。

国立天文台 天文情報センターによれば、日没とは眼高4.6m地点から見た太陽上辺と水平線が一致する瞬間だそうです。

2.ヴィーゴ(8月2日)
ヴィーゴではガイドツアーに参加して、GuerdaとBaionaを訪問しました。この地域はケルト人の影響を強く受けていて、スコットランドのようにバグパイプ演奏の伝統があるようです。また、ポルトガルの国境が近いことからGallegoと言われるポルトガル系の言語とスペイン語公用語となっています。
写真は、ポルトガルとスペインの国境のミーニョ川(River Miño)を臨む丘(Santa trega)からの光景です。太陽の光が反射して、川がまるで錦のように光り輝いていました。

Baionaは1492年に探検家コロンブスが新大陸を発見した後、最初に立ち寄った港として知られています。そのため、海岸にはコロンブスにちなんだ石碑とコロンブスが辿った航路図が飾ってあるのです。

ただ、調べてみてわかったのですが、コロンブスが1492年に訪問したのはカリブ海にあるサン・サルバドル島です(実際にアメリカ大陸に到着するのは1498年以降の航海の時)。彼は海を東に行けばアジアにたどり着くと信じていたため、訪問した島はインドの一部と思い込んでいたそうです。

ディズニークルーズ船内のアクティビティや旅行の詳細は、のん(妻)のブログを見てください→こちら