神戸大教授が特許出願において実験捏造

27日付の新聞で神戸大教授が特許出願において実験結果を捏造したことを認め、出願を取り下げたと報じられた。

神戸大工学部の大前伸夫教授(59)が04年、ダイヤモンドを使った工具の発明に関する特許の出願書類に、実際は実験していないデータを記載していたことが分かった。学内からの内部告発を受けて調査した結果、大前教授が実験していなかったことを認め、今月24日、大学を通じ、出願を取り下げた。
同大は「研究者倫理を逸脱した重大な事態」(薄井洋基工学部長)として、正式な調査結果の報告を待って今後の対応を決めるそうだ。

特許の内容すべてが真実である必要ないというのが世間の常識だと思うので、一部がねつ造だといって出願を取り下げるのはどうかと思います。大学の教授の出願でその特許を元に助成金を得たことが問題になったのでしょうか。
使い物にならない特許を取得しても、誰も使わなければ維持費がかかるだけで何のメリットもないわけですから。